耳鳴りは、外で音がしていないのに音が聞こえる状態です。現実には音がない自覚的耳鳴と、耳付近や耳管などで実際に何らかの音がしていて、それが聴こえている他覚的耳鳴があります。
○自覚的耳鳴
自覚的耳鳴が起こる仕組みははっきりしていませんが、内耳から脳に至る聴覚経路のどこかで神経が活性化されることで生じると推測されます。
また耳鳴りは、外界が静かになる夜や早朝に大きく感じることが一般的です。
代表的なものは内耳性難聴に伴うもので、突発性難聴、音響外傷、メニエール病などでみられます。
しかし、単に加齢に伴って生じたり、イヤホンで音楽を聞いている時間が長い、工事現場や高架下などの騒音が大きい所に長時間いる方も注意が必要です。
○他覚的耳鳴
自分にも他人にも聞こえる耳鳴りのことです。また他覚的な耳鳴りの音は、間欠的な音と持続的な音の2つに分類することができます。
間欠的な音とは
“コツコツ”や“ブツブツ”などと、一定の間を置いたリズムで聞こえてくる音です。
これは耳の周りの筋肉や耳小骨の上にある筋肉が痙攣することにより聞こえてくる音です。
持続的な音とは
“ザーッ”や“シュー”など途切れがなく持続的に聞こえてくる音のことです。
耳の周辺の血管(静脈や動脈)に流れる血液の音で、高血圧などが原因として考えられます。
耳鳴りの方は、原因の一つに耳の奥の内耳という器官に流れるリンパ液が増えすぎて、水ぶくれの様になり『内リンパ水腫』を発生させてしまい、それが内耳の音を感じる部位の神経を圧迫し耳鳴りとなることがわかっています。
これが内耳の身体のバランスを保つ部位を圧迫すると、めまいがおきます。『内リンパ水腫』が原因の耳鳴りで、めまいを伴うことが多い理由は以上のことによるものです。
リンパ液の流れに異常がある方は手・足・顔のむくみがあることが多く、全身の水分代謝(水はけ)、また血流が悪いようで首や肩・背中のコリも改善させる必要があります。
全身の代謝機能を良い状態に戻すことで、耳鳴りの変化を起こします。
リンパや血流の流れが悪くなる原因としては、精神的・肉体的ストレスが影響しているといわれ、特に30代~40代の方では責任のある立場(役職)におかれたり、上司と部下の板挟みになったりと仕事上のストレスが多いようです。
施術と同時にストレスを溜めこまないこと、睡眠時間をしっかりととることも重要になります。
頸部の筋肉緊張を取り除き、鍼灸施術とスーパーライザーを使いたい大変喜ばれています。